人気ブログランキング | 話題のタグを見る

うたかたの日々をつれづれなるままに。忘れっぽいから、ある意味自分的脳内記録。TBご自由に、でもメッセージは残して戴けると、ありがたいです。


by coo-nyan
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

こまめのコト

ろっこさんが、こまめ(小豆と書くとあずきになっちゃうんで)と命名してくれた、豆の子ども。





今日、隣のいしかわじゅん氏(似てるから勝手に呼んでる)が、「仔猫死んじゃいました」と教えてくれました。

昨日、私が出勤する前に、豆が少しヒステリックに鳴いている声と小さな仔猫の鳴き声がしたので、ベランダに出ました。
何処で鳴いているのか解らず、「豆ー、豆ーー!」と呼び掛けてみましたが、姿が見えません。
ふと気付くと、いしかわじゅん宅とその隣の部屋のベランダの下に、豆と小さな白い仔猫が。
私は、必死に「こっちに連れておいで、助けてあげるから!こっちに来て」と呼び掛けましたが、やはり野良猫。
豆は仔猫を加えてこっちへ来た様に見えたのですが、煙の様に姿を消してしまいました。(どうも、いしかわじゅん宅のベランダに豆用のダンボールがあって、そこに入ったみたいでした....やっぱり彼の事が好きなんですね、豆は...。)

いしかわじゅん氏の話によると、豆はそのダンボールで一匹の猫を産み落とし、育児放棄をしたとの事でした。ミルクもあげていなかったとおっしゃっていました。
あのおなかで一匹しか生まれなかったと言うのは、ちょっと不思議に思いましたが、育児放棄をしてしまう動物はいますし、野良猫の自然界の事だから仕方がなかったのかも知れないと思っています。
いしかわじゅん氏が「仔猫、見ますか?」と言ってくださったので、有り難くベランダ越しに仔猫の亡骸を受け取りました。小さい小さい手のひらに載るくらいの大きさで、もう少しで目が開くくらいでした。
産まれたと思う頃から一週間くらい......最後まで必死に叫び続けていた、最後まで必死に生きようとがんばっていた姿がそこにありました。
彼が、「何処かに埋めますか?」とおっしゃったので、私が家のベランダの土の部分に埋める事にしました。
仔猫はほぼ全身真っ白で、耳の付け根に二箇所豆の気の模様、しっぽをもじの模様でした。やっぱり、お父さんはもじだったみたいです。
仔猫を何度も何度も撫でながら、「がんばったんだね、早く生まれ変わって幸せになるんだよ」と言いながら、わんわん泣きました。
旦那さんが、土を掘ってくれたのでそこに埋めてお線香をあげました。

これが、自然の厳しさなんでしょう。
でも、涙はなかなか止まりませんでした。
by coo-nyan | 2006-05-03 20:10 | 外猫